岡山の不動産はファーストランド

Vol.1 宮脇さまご一家

北長瀬にお住まいの宮脇さんご一家。
当初は、工務店の注文住宅での家づくりを考えられていましたが、時間的な制約や、難航した土地探しなどを経て、理想の建売住宅に出会うことができました。

家づくりのスタートは工務店の注文住宅検討から

――家の購入を考えるようになったきっかけは何でしょうか?

ご主人  勤めている会社の住宅手当の仕組みで、その勤務地での勤続10年目までは家賃補助の社宅手当てが出るんですが、10年を超えるとそれが無くなるんですよ。会社として転勤を活性化するための制度のようです。
そこから転勤すればリセットされて、また住宅手当は出るようになるんですが、こうやって家庭も持ちましたし、子供の学校のことも考えると、そろそろ岡山で根を下ろそうかという考えになってきました。ちょうど9年目にさしかかったタイミングです。まわりの同僚も、同じようなタイミングで家を買ってという話も耳に入ってきましたし。

――どのようなことから、家づくりをはじめましたか?

ご主人  住宅展示場や完成見学会に行くところからですかね。
この家のデザインから分かるかもしれないですが、いわゆる「普通の家」には住みたくなかったんですよ。人が二度見するくらいのちょっと変わった家に住みたくて(笑)。
当初は、白い壁で屋根が片流れの家がイメージだったんです。
ハウスメーカーさんにもそういう希望は話してみたのですが、こちらの希望をかなえてくれる反応ではなかったです。ちょうど増税前のタイミングだったので、売り込みも強かったですね。
なので、嫁さんが探してきてくれた小さい建築会社さんに、そんな自分のイメージを話してみたら、理解していただき、今まで建ててきた家も僕のイメージにマッチしたので、その方と話を進めていました。

――それは工務店さんということになるんでしょうか?

ご主人  そうです。大手から独立されて一人でされている方です。
その工務店さんの提携している不動産会社を通じて、土地を探してもらう段取りだったんですが、やはり増税前の時期はすごく駆け込み需要が多くて、色々あって結局のところ、土地探しが頓挫してしまったんですね。
住宅手当のその10年リミットも近づいていたので、参ったなあという感じでした。
やっとそこで、僕らも本腰を入れて自分たちで土地を探しはじめたんですが、やはり良い土地というのは売れるのが早いようで、残っているのはわりに辺鄙な場所や、安いけど古い団地の真ん中の一角とか、なかなか条件の良い土地はなかったです。学区のこだわりもありましたし。

土地探しの難航と建売物件との出会い

奥様  そんな中、たまたま子供と電車に乗っていた時に、窓からこの家が見えたんですよ。売物件の看板があって、ユニークな見た目が印象的で。取りあえず家に帰ってから、ファーストランドのホームページを見て、見学したいんですけどという電話をしました。

――なるほど、最初に見つけたのは奥様なんですね。

ご主人  当時、嫁さんは色々と他の家も見て回っていましたが、でも僕は、もうその工務店の方に建ててもらうつもりだったんですよ。
その方は、お金をめいっぱいかけて家を建てるのではなくて、その後も楽しく生活ができるように、無理のないローンの組み方での家づくりをしましょうという考え方で、非常にこちら側のことも配慮してくれる方でした。
それに何より、今までずっと話をしてきたので、いまさら「建売でよいのを見つけちゃったんで、すいません」とは言いにくかった。
なので最初は、僕は嫌だったんですが、嫁さんに引きずられて(笑)見学に来たんですね。

――印象はどうでしたか?

ご主人  変わった外観の家だなと思って中に入ってみると、間取りも変わっていて、特に1階がリビングではないんだということには衝撃を受けましたね。自分の想像できる家のイメージ範囲をこえていたことに、びっくりしました。
実はその後、工務店さんの新築見学会に行った時に見せていただいた片流れの家が、ちょっとイメージと違った部分もあったんです。あれ、なんだか思ったより狭いなという印象を受けました。
そこでちょっと、注文住宅で建てることに迷いが出てきましたね。現実にはイメージとは異なる仕上がりになるかもしれない可能性や、土地がまだ見つかっていない今の状況。まわりの話を聞くと、家を建てるときに一回振り出しに戻るようなこともよくあると聞いていたんです。間に合わないのではないかという焦りが大きくなってきました。
その際、ここの家のことも話してみたんです。そうしたら、意外と親身に「この家はいい物件だと思います」という評価をくれたんです。そして、いくつか、耐震性や断熱など、このポイントについては質問をした方がよいですよというアドバイスをもらいました。

そして、ファーストランドさんにお願いして、この家を建てた工務店の方に会わせていただいたんですが、質問にも非常に分かりやすく丁寧に答えていただきましたし、何より、家づくりに対する熱い情熱を感じる方だったので、これはもう、家の品質については間違いないだろうと思いました。

不安要素はとことん検討、すみずみまで納得して

――何か不安はありましたか?

ご主人  聞くとこの家は、一年近く売れていなかったらしいんです。それが実はひっかかっていましたね。大きな道路と線路がすぐ横を通っているとはいえ、駅が近いこの人気エリアなのに、何かそれなりの売れ残る理由があるんじゃないかと疑問を抱いていました。
なので、これは無理をお願いしたんですが、一日、昼間と夜の間、家の中で過ごさせてもらったこともありました。何か騒音の問題があるかもしれないと思って。また、この土地が以前は何の土地だったのかというのも調べてもらいました。
そんな感じで、ファーストランドさんに色々とお願いしたり、自分でもこのエリアの情報収集をしてみたり、両親にも見てもらったり、納得するまでとことん検討しつくしましたね。
結局は、こういった奇抜なデザインの家を指向する人は、そもそも注文住宅にするんじゃないかということと、当初の販売価格からすると、郊外の物件よりは少し建物面積が小さくなることが理由だったのかなとも思っています。

――奥様の方は、どのように感じていましたか?

奥様  私はとにかく、その当時住んでいたアパートを早く出たかったですね。2階に住んでいたんですが、もう子供も大きくなっていたので、下の方にご迷惑をかけることも多くなっていたので。
あと思ったのは、たとえばハウスメーカーさんに建築をお願いするとなったら、将来的にどんな不満が出てくるのか、予想がつかない部分がありますが、この家は、すでにもう建っているし、工務店の方とも直接お話しできて信頼の置ける方でしたし、建売だとすぐ入居できる。すみずみまで見て納得した上で買えるというのは良いなと思いましたね。

家づくりを振り返って

――あきらめた点や、妥協した点はありましたか?

ご主人  やっぱり、いちから家を建てたかったということで家づくりをはじめたんですが、時間がすごくかかるんですよね。イメージと現実とのすりあわせというのも大変だったし、結局は、理想の家ではなく無難な家になってしまうのかなという疑問も出てきました。だからそれは、あきらめた部分ですが、結果的に、あきらめて良かったなと感じますね。
妥協と言えば、これは妥協しなくちゃいけないのかなと思っていたんですが、建売の場合は、もうそのままの家の形で使い続けるしかないと思っていたんですが、工務店さんに相談すると、わりに自由に、棚や収納スペースを作ったりできるんですよね。それは固定概念が崩れた部分でした。

――購入を決めてからは、スムーズに話が進みましたか?

ご主人  そうですね。特に問題はなく。
資金計画やローンの手続きなどについても、どう進めていくんだろう、どこまで不動産屋さんに相談していいんだろうというのは、ちょっと不安に思っていたんですが、全部段取りしていただいたんで、全然、恐れるところはなかったですね。ファーストランドさんにお世話になりました。

――家づくりの反省点と、これから家を建てる方へのアドバイスはありますか?

ご主人  うーん、結局、あまり不満な部分がないんで、これといってはないですかね。強いて言えば、もうちょっと早めに本気を出して動いておけばよかったかな(笑)とも思うんですけど。
家を買うって、あまりに大きな話なので、リアリティが持てず、どこか他人事になっちゃうのかもしれませんね。日々の仕事を優先してたら、あっという間に半年1年が過ぎていってしまいます。
とはいえ、近道はする必要はないと思うんですよ。遠回りでも納得するまでやった方がいいと思います。でも、あまりいろんな物件を見すぎても、完璧な物件はないんで、マイナスポイントが目について、最終的に決められなくなっちゃうという話も聞きますし(笑)、そこは難しいですね。
僕らの場合は、時間のリミットがあったことが、結局よい方向に働いたのかもしれません。
(了)

宮脇さまとの出会いは北長瀬で開催したオープンハウスでした。
なにより建物自体を気に入っていただいたことがご契約に至る最大のポイントでしたが、 お話しをさせていただく中で、住まいのイメージや資金繰りのご相談など、ご要望を具体的にお聞かせいただけたことが 今回のご縁につながったのだと思います。

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